6月 酒田の三滝めぐりと紫陽花の土門拳記念館

酒田三滝めぐり涼み旅。
土門拳記念館飯森山公園に紫陽花爛舞。

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20216月某日

 6月といえば天候が不安定な季節だが、日本を代表する写真家の一人・土門拳の記念館がある酒田の飯盛山公園では、園内の約10,000株の紫陽花がちょうど見頃となる。


 また、山形県内には落差5m以上の滝が230もあるといわれ、その数日本一を誇る。様々なタイプの滝を楽しめるが、今回は人気の滝スポットの中から酒田の三瀑をピックアッピして滝巡り。梅雨の晴れ間に涼を先取りする。



高さ63m、幅5mの大迫力の名瀑。
弘法大師に見出された山形県随一の直滝「玉簾の滝」。

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 酒田市内から車で45分ほど。人気スポットらしく駐車場はかなり余裕がある。駐車場から鳥居をくぐり、約10分ほどで「御嶽神社」に到着。滝の音に社の裏を行くと、杉林の向こうに落差63メートルの「玉簾の滝」が御目見えする。

 夢枕に立った不動明王のお告げに従ってこの滝を発見した弘法大師が、水の流れ落ちるさまがまるで玉簾をつりさげたようであることから命名したと伝わる。参道には歳の数だけたたけば願いが叶うという「ぽんぽん石」などもある。

■玉簾の滝(たますだれのたき)・御嶽神社(みたけじんじゃ)
●住所/山形県酒田市升田大森地内玉簾の滝
●駐車場/鳥海山南テラス駐車場利用(酒田市升田前田52-1)
●ライトアップ期間あり/4月末~5月GW・8月盆前~盆過
●問合せ/0234-64-3111(酒田市八幡総合支所)
●URL/https://yamagatakanko.com/attractions/detail_297.html(山形県公式観光サイト
     https://sakata-kankou.com/spot/30163酒田観光物産協会
     https://www.tohokukanko.jp/attractions/detail_1258.html(東北観光推進機構)



「開運出世の滝」の別称を持つ優麗な美瀑。
末広がりに分岐しながら水を落とす「不動の滝」。

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 玉簾の滝から県道366号線を坂田方面に戻り、10分程度で山側に「御瀧神社」の看板がある。そこを登って数分で左に社が見える。社の後ろにすぐに落差15mの「不動の滝」がある。

 起伏のある岩肌を分岐しながら水が流れ落ちる様は、まるで北斎の浮世絵のよう。その見事な姿に驚く隠れた名瀑。別称「開運出世の滝」とも呼ばれている。なるほど、この滝を見ていると心身が洗われて、なんとなくやる気が湧いてくるような気がする。

■不動の滝(ふどうのたき)・御滝神社(みたきじんじゃ)
●住所/山形県酒田市下黒川滝道1
●駐車場/産直どんでん畑駐車場利用(酒田市下黒川水上字102)
●問合せ/0234-64-3111(酒田市八幡総合支所)
●URL/https://yamagatakanko.com/attractions/detail_309.html(山形県公式観光サイト
     https://ssakata-kankou.com/spot/30524酒田観光物産協会



抜群のロケーションを堪能できる休憩スポット 。
鳥海山麓に抱かれた湯の台温泉「鳥海山荘」。

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 玉簾の滝と不動の滝の道すがらの途中に、「鳥海山荘」の看板がある。そこを登って約10分ほどで見晴らしの良い駐車場へ到着。鳥海山麓の標高500mという立地から、鳥海山山頂や月山、庄内平野、さらには日本海も眺望できる。

 ここは湯の台温泉の公共の宿だが、日帰り入浴可で貸切風呂(入浴料500円)を利用でき、レストランでランチもいただける(11時~14時)。この周辺に食事処は皆無なのでその意味でもありがたい。隠れた旅の中継スポットだ。

■鳥海山荘 (ちょうかいさんそう)
●住所/山形県酒田市草津字湯ノ台66-1
●電話/0234-61-1727
●レストラン営業時間/11時~14時
●日帰り入浴/1人500円(貸切風呂も可)
●URL/https://www.choukai.jp/choukaisansou/
※営業中か否かは電話にて確認されますよう



大小12の滝が織りなす表情豊かな瀑布群。
緩急変化のある水の流れ「十二滝 」。

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 酒田市内から車で約30分ほど。不動の滝からだと約40分にて「十二滝」に到着する。看板のある駐車場らしき場所から歩いて10分ほどで、滝に降りる道があり、そこをおりて約10分で河原にでると迫力ある絶景が待つ。河原滝と芯の滝の2瀑が並んで落ちる様が間近に迫り魅了される。

 看板の通り、滝が12もの姿で連なっているものの、この日河原から確認できたのは下流側にある河原滝・芯の滝・合格瀧の3つであった。同じ河原にある赤い吊橋も景観のアクセントになっていたが、残念ながら老朽化により渡れなかった(※撤去されるとのこと)。とはいえ、心地のよい癒し空間であることには変わりがない。

■十二滝 (じゅうにたき)
●住所/山形県酒田市北俣奥山地内
●駐車場/滝の茶屋駐車場利用(酒田市下黒川水上字102)
●問合せ/0234-64-3111(酒田市八幡総合支所)
●URL/https://yamagatakanko.com/attractions/detail_258.html(山形県公式観光サイト
     https://sakata-kankou.com/spot/30162酒田観光物産協会



120余種・約10,000株の紫陽花たちが一斉に咲き揃うあじさい園。
多様なゾーンを備えた市民の憩いの場「飯森山公園」。

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 湯野浜から国道112号線をまっすぐ行き、約30分ほどで酒田市民の憩いの場所「飯森山公園」に着く。自然公園や運動施設など多様な設備が揃う広大な総合公園だ。

 白鳥池を囲む回遊型の自然公園・あじさい園では、6月に120余種・約10,000株もの紫陽花が一斉に咲き揃う。遊歩道には大きな樹も茂り、陽影もたくさんあるのでゆっくりと休憩しながら紫陽花の彩を満喫できる。このころは19~22時にライトアップもある。池のほとりに「土門拳記念館」があり、遊歩道からそのまま館内に入れる。
(注:ライトアップ開催は市のHPなどで要確認)

■飯森山公園 (いいもりやまこうえん)
●住所/山形県酒田市飯森山2丁目13
●駐車場/あり
●問合せ/0234-26-5745酒田市土木課 公園緑地係
●URL/https://yamagatakanko.com/attractions/detail_506.html(山形県公式観光サイト
     https://sakata-kankou.com/spot/30134酒田観光物産協会



酒田が生んだ写真界の巨匠土門拳記。
その業績の全てを収蔵する「土門拳記念館」。

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 日本が誇る写真家・土門拳は1909年(明治42年)酒田市に生まれた。飯森山公園白鳥池のほとりにある「土門拳記念館」は土門作品の全てを収蔵した日本初の写真専門の美術館だ。作品は本人の意向により酒田市に寄贈されたとのことで、土門の郷土愛をううかがい知れる。

 スタイリッシュな館内は谷口吉生の設計。余計なものは何もなく、作品に集中できる空間。展示作品は定期的に変わり年に数回企画展も催される。写真愛好家には聖地のような存在であろうか。館内はノーフラッシュなら撮影も可なのも嬉しい(外部作家の展示など一部を覗く)。館から望む池と鳥海山の景色はまるで墨絵のようで一見の価値あり。

■土門拳記念館 (どもんけんきねんかん)
●住所/山形県酒田市飯森山2-13 (飯森山公園内) 
●電話/0234-31-0028
●開館時間/9:00〜17:00(入館は16:00まで)
●休館日/4〜11月 無休・12〜3月 毎週月曜日(月曜祝日の場合は翌火曜日)
     年末年始は休業
●入館料/一般700円(特別展900円)・高校生350円(特別展450円)・中学生以下無料
●駐車場/飯森山公園駐車場利用
●URL/https://yamagatakanko.com/attractions/detail_258.html(山形県公式観光サイト
     https://sakata-kankou.com/spot/30162酒田観光物産協会



喧騒から離れたやすらぎのとき。
水無月の湯野浜の海。

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 初夏の湯野浜は白砂の上を爽やかに海風が吹いて風も心地よい。海水浴シーズン前の人のいない夏景色は、まるで南孤島のリゾートのような雰囲気になる。


 夕陽も一段と鮮やか。秋空とは異なり、どこか憂いを含んだような染みいる風情を感じられる。猛暑まえの涼やかな海の季節。静かに過ごしたい向きにはおすすめの季節かもしれない。


■游水亭 いさごや(ゆうすいてい いさごや
●住所/山形県鶴岡市湯野浜1-8-7
●駐車場/あり
●問合せ/0235-75-2211
●URL/http://www.isagoya.com/(公式)


【酒田の三滝めぐりと紫陽花の土門拳記念館MAP】
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